【フランス語単語まとめ】「動詞+名詞」の複合名詞が意外とラクだった件

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一度聞けばまず忘れない理由

フランス語の名詞と言うと、男性名詞・女性名詞があっていちいち覚えるのが面倒です。

でも「動詞+名詞」という形の複合名詞には、わかりやすい決まりがあるので意外とラクなんです。

有名な例外はあるのですが、一度聞けばまず忘れることはない理由があるので、それもご紹介します。

「動詞+名詞」の複合名詞

「動詞+名詞」という形の複合名詞は、「〜するもの」や「〜する人」という意味になることが多いです。

動詞は3人称単数現在形が使われ、そのすぐ後にハイフン(-)と名詞が続くという構成です。

例文とともにいくつか挙げておきます。

道具の複合名詞

「〜するもの」つまり道具を表す複合名詞を使った例文です。

  1. Je monte sur le pèse-personne tous les matins.
    (毎朝体重をはかっている)
  1. Où est le tire-bouchon ?
    (コルク抜きはどこ?)

1は直訳すると「毎朝体重計の上に乗る」になります。

「monter sur ~」で「~の上に乗る」という意味です。

「pèse-personne(体重計)」は、動詞「peser(はかる)」の3人称単数現在形「pèse」のすぐ後にハイフン(-)と名詞「personne(人)」が続く形です。

「人をはかるもの」つまり「体重計」、というわけです。

2の「Où est ~ ?」は「〜はどこですか?」と聞く時の決まり文句です。

「tire-bouchon(コルク抜き)」は、「tirer(引っ張る)」の3人称単数現在形「tire」、ハイフン、「bouchon(コルク栓)」という形です。

ワインのビンなどに詰められている「コルク栓を引っ張るもの」、つまり「コルク抜き」です。

人の複合名詞

「〜する人」つまり職業や役割を表す複合名詞を使った例文です。

  1. Le tourne-page est très attentif.
    (楽譜をめくる人はとても注意深い)
  1. Ne fais pas le trouble-fête !
    (水を差さないで!)

3については、「touner la page(ページをめくる)」という表現が関係しています。

「tourne-page」は「(本などの)ページをめくる人」でもよさそうですが、楽譜に限定されます。

というのも、通常はページをめくるだけの役割をする人は必要なく、ピアニストは両手がふさがっているので楽譜をめくる人が必要になります。

そして楽譜をめくる人というのは、もちろん楽譜が読めて曲の間合いなども完ぺきに理解している必要がある、かなり専門性の高い役割です。

そのため、「tourne-page」といえば「楽譜をめくる人」となります。

4については、「faire le ~」で「〜の役を演じる/〜のように振る舞う」という意味になります。

それを「Ne fais pas ~ !」と禁止しています。

動詞「troubler」は、「(水などを)濁らせる」「(平和や秩序を)乱す・かき乱す」「(人の心を)困惑させる」という意味です。

「fête(パーティー・お祭り)」と合わせた「trouble-fête」は、「パーティーやお祭りをかき乱す人」、つまり「お祭り騒ぎに水を差す人」ということです。

ここでは「場の雰囲気を台無しにするような態度を取らないで」と相手に伝えています。

基本的に男性名詞!

ところで、今回ご紹介した4つの複合名詞は、すべて「le」で始まる男性名詞です。

それはフランス語には「動詞+名詞」という形の複合名詞は男性名詞にする決まりがあるから。

1の「personne(人)」、3の「page(ページ)」、4の「fête(パーティー・お祭り)」は女性名詞ですが、どれも複合名詞になったことで男性名詞になっているのです。

ということは、「動詞+名詞」の形なら名詞の性は覚えなくてもいいことになります。

古いから例外?

ただし「動詞+名詞」の形ではあっても、女性名詞になるという例外は存在します。

それは例文3や4の人を表す使い方で、女性であることを言いたい場合です。

3は「la tourne-page(楽譜をめくる女の人)」になりますし、4は「la trouble-fête(水を差す女の人)」という具合です。

そして冒頭で触れた、一度聞けばまず忘れることはない理由がある有名な例外とは、「lèchefrite(オーブン皿・天板)」という複合名詞です。

「lèchefrite」については、2026年5月27日配信の【フランス語単語まとめ】動物に由来する名詞③でご紹介していますので、重複を避けるため詳細はそちらに譲ります。

ここでは「lèchefrite(オーブン皿・天板)」が、中世からある古い料理の道具であること、そのせいで「動詞+名詞」の形ではあってもハイフンがつかず、男性名詞にもならないことをご紹介しておきます。

要するに、あまりにも古くから使われている言葉なので、今さら変えられないということなのです。

まるで「生きた化石」のような存在なので、忘れにくいですよね!

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