9回分のまとめ!
今回はこのシリーズの第361回から第369回までの計9回分で扱った動詞を中心にまとめました。
『星の王子さま』第9章後半に当たります。
今回の範囲にある第363回では、初めて接続法を扱いました。
接続法と言うと難しいイメージがあって、私自身もアレルギーに近い苦手意識がありました。でも実は、普通の現在形(直説法現在形)と同じ形のものもあり、気づかずに使って話していた時期があります。
第363回でご紹介した接続法は、私が気づかずに使っていたものと同じタイプです。
あまり身構えずに慣れていきましょう!
また第369回では、少し特殊な代名動詞の命令形も扱いました。
語順が変わるので複雑に感じるかもしれませんが、わかってしまえば難しくはありません。
なお、「être」や「avoir」以外の動詞がなかった回があるので、欠番が存在します。
362
「enrhumée」は「enrhumer」の過去分詞「enrhumé」の女性形「(人に)風邪をひかせる」
363
「faut」は「falloir」の現在形
「il faut que +(接続法)」で「~しなければならない」「~するべき」
「supporte」は「supporter」の接続法現在形「(モノが主語で)支える」「(人が主語で)耐える/我慢する/大目に見る」など
「veux」は「vouloir」の活用形
「vouloir +(動詞の原形)」で、「~することを望む」
「connaître」は動詞の原形(人または物事を)「知る」「知っている」など
364
「paraît」は「paraître」の現在形「現れる」「~に見える」など
「il paraît que +(直接法)」で「~であるらしい」「~だそうだ」
365
「crains」は「craindre」の現在形「(人・モノを)恐れる」「(事柄を)心配する」
367
「traîne」は「traîner」の命令形「(モノが)投げ出されたままになっている」」「(コトが)長引く」「(人が)グズグズする」など
368
「décidé」は「décider」の過去分詞「決める」
「décider de +(動詞の原形)」で「~することを決心する」
「partir」は動詞の原形「出発する」
369
「va-t’en」は「va」「t’」「en」の3つの単語がつながったもの
「va」は「aller」の命令形「行く」
「t’」は2人称代名詞単数の再帰代名詞「te」の省略形
ここでの「en」は「そこから」
「va-t’en」は「s’en aller」の2人称単数「t’en vas」の命令形「お行きなさい」「お行き!」
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シリーズ【フランス語版 星の王子さまのフレーズ】は、ポッドキャストでも配信しています。
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