【フランスでの生活】フランス人の日本へのリスペクトが強くなっている件

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「drame」の語源 

【フランス語版 星の王子さまのフレーズ】第72回では、フランス語の「drame」の語源が「drama」であり、これは日本語の「ドラマ」の語源にもなっているということをご紹介しました。 

ただし、これは語源が同じというだけで、「劇」を意味するフランス語の「drame」と、日本語の「ドラマ」の意味は異なります。 

日本語の「ドラマ」はフランス語で? 

「le drame」は「劇」ですが、「ドラマ」に当たるフランス語でよく使われるのは「les séries télévisées」です。 

直訳すると「テレビのシリーズ」になるこの言葉は、通常複数形で使われます。 

最近使われる「drama」 

ところで、最近は「drama」という言葉もよく使われるようになりました。 

英語の影響があるのだと思いますが、日本のドラマも人気があるらしく、「drama japonais」と言われたり、あえてローマ字同様に「o」を加えて「dorama」と言う人もいます。 

日本へのリスペクト? 

マンガが「manga」、アニメが「anime」と表記され、ローマ字と同じように発音されるのは、フランス人なりの日本文化へのリスペクトなのかもしれません。 

というのも、「manga」をフランス語として読んでも、あまり発音は変わりませんが、「anime」は変わるからです。 

知らなければ読めない単語 

日本語の「アニメ」という音に近づけたいなら、「e」にアクセントをつけて「animé」にする必要があるのに、ローマ字表記のままになっています。 

でも、発音は日本語(に近い音)のまま。 

これはアニメ(anime)が、フランス人にとっては「発音の仕方を知らなければ読めない単語」になったということです。 

英語とは違い、フランス語は通常、音節ごとの発音の決まりを守ることで、知らない単語も読むことができます。 

例外が少ないので、わざわざ例外扱いにするというのは、よほどのことだと思うのです。 

追い風に乗ろう! 

日本文化の影響は、あらゆる世代・あらゆる場面に広がったと感じます。 

それだけ、多くのフランス人が日本を好意的に思っているということです。 

日本人がフランス語を勉強するには、間違いなく追い風になっていますね! 

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