ベストタイミング!
いよいよ、クリスマスですね!
1ヶ月前の、フランスのクリスマスとその食事についての記事で、クリスマスは12月24日の日没から始まるということに触れました。
フランス語圏にお友だちやお知り合いがいらっしゃるなら、24日こそクリスマス当日で、メッセージを送るタイミングです。
すぐに使えるフレーズをご紹介しますね!
Joyeux Noël !
まず、一番シンプルなのが「Joyeux Noël !」です。
これは「メリー・クリスマス!」に当たります。
「joyeux」は形容詞で、「嬉しい」「楽しい」などの意味です。
「Noël」は男性名詞で「クリスマス」の意味ですが、Nが大文字になり、ëはeの上に2つの点があります。
Très joyeuses fêtes de Noël à toi et tes proches !
「Joyeux Noël !」がありきたりで、もう少し凝りたいと思うなら、「Très joyeuses fêtes de Noël à toi et tes proches !」はいかがでしょうか?
「Très」は「とても」、「joyeuses」は先ほどの「joyeux」の女性形、「fêtes」は女性名詞で「お祭り」「お祝い」「祝日」などの意味です。
「fêtes」のê(帽子付き)に気をつけてくださいね!
「à toi et tes proches」で「きみときみの近しい人たちに」という意味になります。
このフレーズの注意点は、「fêtes」と「proches」が複数形になるということです。
もちろん、その前につく形容詞にも影響します。
Je te souhaite un Joyeux Noël plein d’amour !
「Je te souhaite un Joyeux Noël plein d’amour !」というのもあります。
「Je te souhaite ~ !」で、「よい ~を迎えてね!」という意味になります。
「plein d’amour」で、「たくさんの愛」…和訳すると背中がかゆくなってしまいそうな表現ですが、フランス語ではよく使われます。
それほど親しくない間柄なら
ここまでは、親しい間柄で送り合うメッセージをご紹介しました。
これをビジネス上の相手やかなり目上の人に送るなら、「Joyeux Noël !」以外のフレーズは、代名詞の部分を代えることになります。
「Très joyeuses fêtes de Noël à toi et tes proches !」は、「toi」を「vous」に、「tes」を「vos」にして、「Très joyeuses fêtes de Noël à vous et vos proches !」 にします。
「Je te souhaite un Joyeux Noël plein d’amour !」は、「te」を「vous」にして、「Je vous souhaite un Joyeux Noël plein d’amour !」にします。
うっかり25日になったら?
こうしたクリスマスのメッセージは、送るとものすごく喜ばれることが多いです。
かなりご無沙汰してしまっていた人でもOKなので、ぜひ送ってみてください。
なお送るタイミングですが、21世紀初めごろまではカードを郵送していた関係上、12月に入ったら送っていいというのが、共通の認識だったものの、特にこの10年ほどはメッセージサービスが多いので、12月20すぎ、24日がベストになっていると思います。
でも、25日も日没前ならクリスマスなので、うっかり忘れたとしても、「Joyeux Noël !」ぐらいは送れます。
「Je te souhaite ~ !」のような表現は、「(これから)よい ~を迎えてね!」に相当するので、遅れてしまった場合はやめておいた方がいいと思います。
ともあれ、あれこれ考えるよりも、ぜひ送ってみてください。
ほんの少しSNSでやり取りしただけのような関係の人でも、送れば喜ばれる可能性大です。
私自身も、ご無沙汰してしまったせいで連絡しづらくなった人に送って、その後関係が復活した経験を、何度もしています。
では、「Je te souhaite un Joyeux Noël !」。
楽しいクリスマスをお過ごしくださいね!
この記事を音声で聞くなら
この記事は、ポッドキャストでも配信しています。
下のリンクのクリックで該当するエピソードに飛びますので、聞いてみてくださいね!
コメント