10回分のまとめ!
今回はこのシリーズの第257回から第266回までの計10回分で扱った動詞を中心にまとめました。
『星の王子さま』第5章の最初から中ほどまでに当たります。
今回扱った範囲では、組み合わせることによって意味が広がったり、意味が激変するものがありました。
シリーズの番号順にご紹介しますが、動詞がなかった回や、連続して全く同じ動詞を扱った回もあったので、欠番が存在します。
257
「mangent」は「manger」の現在形 人や動物が主語で「(食べ物を)食べる」
259
「grandir」は動詞の原形「大きくなる」「成長する」
「commence」は「commencer」の現在形「始める」
人・物が主語の「commencer par +(動詞の原形)」で「~し始める」「まず~する」
262
「s’étire」は再帰代名詞「se」の省略形「s’」と「étirer」の現在形「étire」が合わさった代名動詞
「étirer」は「(金属などを)引き伸ばす」「(手足を)伸ばす」
代名動詞「s’étirer」は「(自分を)伸ばす=伸びをする」
「pousse」は「pousser」の現在形
目的語を伴なう時は「~を押す」
目的語がないと「(草・歯などが)生える」「(髪が)伸びる」「(植物が)育つ」
263
「peut」は、「pouvoir」の現在形
「pouvoir +(動詞の原形)」で「~することができる」「~してもいい」
「laisser」は動詞の原形「~を残す」「~を放置する」「~を~に置き忘れる」「~と別れる」など
「laisser +(目的語)+(動詞の原形)」で「~が~するのを放っておく」
「pousser」は動詞の原形 他動詞「~を押す」、自動詞「(草・歯などが)生える」「(髪が)伸びる」「(植物が)育つ」
「veut」は動詞「vouloir」の現在形 人が主語で「~を望む」「~を欲する」
「agir」は動詞の原形 主語が人で「行動する」「振る舞う」
「agir sur ~」は主語がモノで「~に作用する」「(薬や毒が)~に効く」
「il s’agit de ~」は次の4種類:
①「~に関することだ」「quand il s’agit de ~」で「~に関するときには」「~に関して言うと」
②「~が問題だ」
③「il s’agit de +(動詞の原形)」で「~することが重要だ」
④「~だ」「il s’agit de」を「c’est」に置き換えられる
264
「il s’agit d’」は「これ/それ/あれは~だ」 「c’est」で置き換えられる
「faut」は「falloir」の現在形
「il faut +(動詞の原形)」で「~しなければならない」
「arracher」は動詞の原形「(植物や雑草などを)根こぎにする」「抜き取る」「引き抜く」
「a」は「avoir」の現在形
「su」は「savoir」の過去分詞 単独で使えば「知る」「知っている」
「savoir +(動詞の原形)」で「~できる」
「reconnaître」は動詞の原形「それと認める」「それとわかる」「承認する」など
265
「prendre」は英語のtakeとだいたい同じ
「(モノを)手に取る・握る」「(モノを)身につける」「(人を)連れて行く」「(モノ・事柄を)手に入れる」「(モノを)買う」「(他人のモノを)奪う」「(食べ物を)食べる」「(飲み物・薬を)飲む」など
「se prendre」は「(モノが)取られる」「(人・動物が)捕らえられる」など
「s’y prendre」は「取りかかる」などと訳される
「ある特定の問題に対してどのように対処するか」という「方法をとる」「取り組む」という意味が隠れている
266
「peut」は「pouvoir」の現在形
「pouvoir +(動詞の原形)」で「~することができる」「~してもいい」
「débarrasser」は人が主語で「(食卓などを)片付ける」
「débarrasser A de B」で「AからBを取り除く」
「se débarrasser de ~」は人が主語で「(モノを)捨てる」「(コートなどを)脱ぐ」「(荷物を)下ろす」など、「(人を)追い払う」
「s’en débarrasser」の「en」は「se débarrasser de ~」の「de ~」に相当
「ne ~ jamais plus」は強い否定「もう2度と決して~ない」
この記事を音声で聞くなら
シリーズ【フランス語版 星の王子さまのフレーズ】は、ポッドキャストでも配信しています。
下のリンクのクリックでこの記事に該当するエピソードに飛びますので、発音の確認などにお使いくださいね!
コメント