10回分のまとめ!
今回はこのシリーズの第238回から第247回までの計10回分で扱った動詞を中心にまとめました。
『星の王子さま』第4章の最後にある段落の前半部分です。
今回扱った範囲では、最小限覚えるべき動詞の1つである「avoir」の現在形と過去分詞をご紹介しました。
ポイント部分もまとめたので、参考にしてください。
また同じ動詞でも、前置詞などを加えることで変化するものや、現在でも使用される古語についても扱いました。
動詞の現在形
「éprouve」は「éporouver」の現在形 人が主語で「(人の能力やモノの価値などを)試す」「(喜怒哀楽・欲求などを)感じる」
「essaie」は「essayer」の現在形
「essayer de +(動詞の原形)」で「~しようと試みる」
「intéressent」は「intéresser」の現在形
動詞の現在形(古語)
「puis」は「pouvoir」の現在形だが古語、現在は「peux」が使われる
「pouvoir +(動詞の原形)」は人が主語で「~することができる」「~してもいい」、人やモノが主語で「~するかもしれない」「~する可能性がある」
疑問形「Puis-je ~ ?」は現在でもよく使われるものの書き言葉が多い
動詞の原形
「raconter」は動詞の原形 (できごと・物語などを)「語る」「物語る」
「décrire」は動詞の原形「言い表す」「書き表す」「描写する」
「oublier」は動詞の原形「忘れる」
「devenir」は動詞の原形「~になる」→17の変わり者動詞の1つ
動詞の過去分詞
「fait」は「faire」の過去分詞「~を作る」「~をする」
「acheté」は「acheter」の過去分詞「~を買う」
「allé」は「aller」の過去分詞「行く」→17の変わり者動詞の1つ
前置詞による変化
「s’en aller」は「立ち去る」「出ていく」→感情のこもった言い方
代名動詞
「intéresser à ~」で「~に興味を持たせる」「~に関心を抱かせる」
「s’intéresser à ~」で「(自分を)~に興味を持たせる=~に興味を持つ」「(自分を)~に関心を抱かせる=~に関心を抱く」
「remettre」は動詞の原形 単独なら「~を~に再び置く」「~を~に戻す」「再び身につける」
「se remettre」「自分を~に再び置く=再び身を置く」「自分を~に戻す=~に戻る」
avoir
「a」は「avoir」の現在形
「ai」は「avoir」の現在形
「eu」は「avoir」の過去分詞
「avoir +(動詞の過去分詞)」で過去表現
覚える時のポイント
- 母音から始まる単語なので、「je」は省略形の「j’」に
- 「tu」以外はすべて、代名詞の語末の音とくっつけて発音
- 「nous」「vous」「ils」「elles」の語尾にある「s」の発音は「z」に
このシリーズの第241回で「avoir」の現在形の活用表をご紹介しています。
その他
「ne ~ jamais」で否定「決して~ない」
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シリーズ【フランス語版 星の王子さまのフレーズ】は、ポッドキャストでも配信しています。
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