14回分のまとめ!
今回はこのシリーズの第209回から第222回までの計14回分で扱った動詞を中心にまとめました。
『星の王子さま』第4章の前半部分に相当します。
今回扱った範囲には現在形が多かったのですが、原形は他の形と同じなのに、活用が異なるものが2つありました。
また私が勝手に命名した「Je t’aime」のルールや、類義語の違いにも注目します。
現在形 -ER動詞
「donne」は「donner」の現在形「~を~に与える」「~を~にあげる」が代表的
「appelle」は「appeler」の現在形「呼ぶ」「電話をかける」「~を~と名づける」「~を~と呼ぶ」
「collectionne」は「collectionner」の現在形「~を収集する」
「demandent」は「demander」の現在形(人が主語で)「~に~を要求する」「~に~を求める」「~に~を尋ねる」、(モノが主語で)「~を必要とする」
「mesure」は「mesurer」の現在形(人が主語で)「身長~である」
「gagne」は「gagner」現在形(人が主語で)「稼ぐ」「獲得する」「(試合などに)勝つ」(物事が主語で)「(人を)襲う」
「aiment」は「aimer」の現在形「(人を)愛する」「(人が)好きである」「(モノ/コトを)好む」
「parlez」は「parler」の現在形「話す」
「questionnent」は「questionner」の現在形「質問する」
ひねくれ者ER
「ひねくれ者ER」とは、私が勝手に命名したもので、語尾が「-er」であるにもかかわらず、他のER動詞(詳細は第197回)とは違う活用をします。
「préfère」は「préférer」の現在形「~をより好む」
「pèse」は「peser」の現在形「~の重さがある」
現在形 その他の動詞
「découvre」は「découvrir」の現在形「発見する」「見つけ出す」「覆いを取る」
「disent」は「dire」の現在形「言う」
「a」は「avoir」の現在形
「ai」は「avoir」の現在形
「sont」は「être」の現在形
過去分詞
「raconté」は「raconter」の過去分詞「語る」「話す」
「confié」は「confier」の過去分詞「~に~を預ける」「~に~を打ち明ける」
「aperçu」は「apercevoir」の過去分詞(人やモノを)「見つける」「見かける」
「été」は「être」の過去分詞
「a été」の部分が「avoir +(動詞の過去分詞)」で、過去表現
「été aperçu」の部分が「être +(動詞の過去分詞)」で、受動態
疑問文・否定表現
「est-ce que」で疑問文を作る「~か?」に相当
「ne ~ que」は否定表現「しか~ない」
「ne ~ jamais」は否定表現で「決して~ない」
「Je t’aime」のルール
第213回の元のフレーズ:「Les grandes personnes aiment les chiffres.」
主語を単数に:「La grande personne aime les chiffres.」
「les grandes personnes」を代名詞に:「Elles aiment les chiffres.」
目的語「les chiffres」を代名詞に:「Les grandes personnes les aiment.」
「目的語が代名詞になる場合は動詞の前に来る」は、「Je t’aime」のルール!
類義語の違い
「parler」は一般的な「話す」という意味
日常会話や人とのコミュニケーションで広く使われる「何かを話す」「言葉を交わす」「意見を述べる」など
「raconter」は具体的に「話しをする」という意味
物語やできごとなどを詳しく説明して伝えようとする行為で「語る」と訳される
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