【フランス語単語まとめ】家・建物⑤

勉強法

用途別まとめ「家・建物に関する単語」

用途別の関連単語をまとめれば覚えやすく、実際の会話でも使いやすくなります。

今回は家・建物に関する単語の第5回目として、家の構造物について扱います。

見えやすい構造物

まず、家の構造物の中でも、普段見やすい場所にある構造物を挙げます。

間違えやすいので、冠詞付きで覚えましょう!

  • l’escalier 階段
  • le plafond 天井
  • le mur 壁
  • le sol 床
  • le toit 屋根

「escalier(階段)」は母音で始まっているため、冠詞で男性名詞か女性名詞かを判断できませんが、男性名詞です。

見えにくい構造物

次に、家の構造物の中でも、普段は見えにくい場所にあり、あまり意識することがない構造物を挙げます。

  • la charpente 家の骨組み
  • la poutre 梁
  • la fondation 基礎
  • le vide sanitaire 床下空間
  • le conduit 換気・排気ダクト

「poutre(梁)」は天井を支える骨組みのうち、大きな横木のことを指します。

日本の古民家などには、こうした梁が見えていることがありますよね?

フランスでも古い家の中には、同様に木の梁が見えていることがあります。

「vide sanitaire(床下空間)」は和訳しにくい単語です。

家の基礎部分の上、床下に設けられた空間を指すのですが、現在フランスでは、新築する家には必ずこの空間を設けるように決められています。

この「vide sanitaire(床下空間)」があることで、地面の湿気を防ぎやすく、配線や配管がしやすいうえにメンテナンスも簡単になるからです。

使用例

家の構造物に関する例文を挙げておきます。

  • Je monte l’escalier lentement parce qu’il est long.
    (階段が長いのでゆっくり上る)
  • Le chat dort sur le sol
    (ネコが床で寝ている)
  • On voit les poutres au plafond.
    (天井に梁が見える)

などがあります。

石造りの家でも火事になるのは?

ところで、フランスの建物は石造りがほとんどですが、「charpente(家の骨組み)」の大部分が木製なので、やはり火事になります。

2019年に起きたパリのノートルダム寺院の火事を覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

ノートルダム寺院の「charpente」も木製で、そのあまりの規模から「la forêt(森)」と呼ばれるほどです。

残念ながら、そのせいで火事がひどくなってしまいました。

火事が起きた時、私はフランス人でも、カトリック教徒でもないのに、涙が止まりませんでした。

でもご存じの方も多いように、そうした木製の「charpente」もフランス製の木材を使って復元されました。

フランスのニュースでは時折、復元工事の進捗状況などとともに、「これがノートルダム寺院に使われるんだ!」と言いながら、立派な木材を運び込む職人さんたちの姿なども報道されていました。

フランスのたくましい職人さんたちが、誇らしげに働いている姿を見て、毎回本当にうれしかったものです。

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