【フランス語勉強法】数字って大切!

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なぜフランス語?

突然ですが、あなたがフランス語学習に興味があるのは、フランス語圏に住む予定がある、もしくは住みたいと思っているからですか? 

もしもフランス語の勉強そのものが好きで、または資格や検定などにチャレンジするのが趣味でといった理由でフランス語に興味を持たれているなら、今回のお話しはあまり参考にならないかもしれません。 

住むなら必須! 

ただし、フランスなどのフランス語圏に住む可能性があるなら、フランス語での数字の読み書きは、たとえ入門レベルであっても、今すぐ始めてください。 

その際、「数字が読める」だけではダメで、読めた数字を「アルファベットで書ける」ということも必要です。 

そして今回の話しは数字だけでなく、フランス語の文字やフランス人との付き合い方にもかかわってきます。 

「もう数字は大丈夫!」という方も、ぜひ最後までお付き合いくださいね! 

なぜ数字が必要なの?

さて、もしもあなたが日本など、ご自分の母国語の国以外に住んだことがないなら、または外国ではあっても、すでに基本的な数字ぐらいは学校で習って知っていた、英語圏に住んだだけなら、実感がないかもしれませんが、その国の言葉がほぼわからない状態で住むことになってみると、ありとあらゆるところで数字の必要性に気づかされます。 

私の場合はそれがフランスだったのですが、住み始めてすぐに必要だとわかり、その場で覚えることになりました。 

フランスには、住む以前に何度も旅行で訪れていたのですが、旅行の際にはわからなくても、住んでみると必要だと感じたのです。 

時間・住所や電話番号・買い物の際の支払いなどに始まり、家賃や住宅ローンの支払い・電気や水道料金などの月々の固定費の支払いや、それらに伴うトラブルの際の対応、友人や知人との会話などなど、世の中は数字であふれかえっています。 

ここではあえて触れていませんが、仕事をしていたり、子どもがいたりすれば、その必要性が何倍にもふくれあがるのは、想像がつきますよね? 

いくつまで覚えるべき? 

数字を覚えると言っても、実はそれほど大変ではありません。 

基本的には100まで覚えれば、あとはほとんど対応できるからです。 

11と12だけが例外的な発音である英語に比べると、11から16までが例外だったり、70・80・90がやっかいだったりもしますが、日本語に比べれば、ラクなものです。 

日本語とフランス語、どちらが大変? 

え? 例外的な発音のない日本語の方が、数字はシンプル?  

いえいえ、数量詞と呼ばれる、1枚・2枚、1本・2本などの数え方が無数と思えるほどある日本語は、外国人泣かせの言語です。 

私は普段、日本語教師をしていますが、数量詞の例外的な発音を説明すると学生たちが急に不機嫌になるのを見てきていますし、中には「発音の例外が多すぎる!」と抗議してくる学生もいます。 

そういう時のために私が用意しているのは、「9歳」「9時」という単語です。 

フランス語の9は「neuf」ですが、9歳と9時は「F」の部分が「V」の発音になり、音が濁ります。 

そこで抗議してきた学生に「ほら、フランス語だって発音の例外があるでしょう?」と言って、無理やりにでも納得してもらうのですが、実はズルいやり方です(笑)。 

なぜなら、フランス語の発音の例外は、これ以外にはあまりないからです。 

ですので、「9歳」と「9時」は意識しておいてください。 

なお、19歳・29歳・39歳…や、19時も同じく「V」の発音になります。 

なぜアルファベットで書けるようになる必要があるの? 

ところで、今回の冒頭部分で「数字が読める」だけではダメで、読めた数字を「アルファベットで書ける」ということも必要とお伝えしました。 

それは、日本ではあまり見かけない、小切手があるからです。 

私も日本にいる時は、仕事以外で小切手を見ることはありませんでしたが、フランスでは個人でも小切手を使うことがあるからです。 

最近では日常生活で小切手で支払いをすることは激減しましたが、それでも特に不動産がらみの契約では、賃貸契約の敷金を払ったり、売買の際の手付金を払ったりします。 

また、月々の固定費の支払いは銀行引き落としやカード払いでも、トラブルがあった際の支払いや払い戻しでは、小切手の方がスムーズであったりもします。 

小切手を切るのは、以前のような回数ではなくなりましたが、たまに必要になるからこそ、いざと言う時のために覚えておくことが大切なのです。 

数字の書き方も確認しておこう 

なお、手書きの数字の読み書きも、大切です。 

こちらも、現在は手書きが少なくはなったものの、ゼロではありませんし、場合によっては小切手よりも必要かもしれません。 

まず、フランス人などの書く数字が読めない可能性が高いです。 

人によっては、かなりクセのある数字を書く人がいますが、フランス人同士だと読めても、日本人には解読不能、ということがよくあります。 

また逆に、日本人の書いた数字が、フランス人によって読めなかった、ということもあるのです。 

私は、配達担当者が日本人の書いた数字が読めなかったせいで、日本からの荷物が危うく不着になりそうだったという経験をしています。 

つまり、数字のクセが日本人とは異なるので、住む場所に合わせて知っておくことが大切なのです。 

そして日本人の書いた数字でフランス人が読めないのは、4と7であることがほとんどですので、これは意識しておいてください。 

特に7を書く時、私は相手が日本人かフランス人かによって、書き方を変えています。 

手書きの影響 

ところで、フランス人の書いたものを見ると、数字・アルファベットとも、「どうしてこうなるの???」と言いたくなることがよくあります。 

不便ではありますが、こうしたトラブルも別のフランス人に聞くことで新たな話題になりますし、時には相手との付き合い方を考えるきっかけにすらなります。 

日本の書道といったレベルではなくとも、やはり手書きの文字には人間性などが出るからです。 

相手の書いたものを見てがっかりすることもあれば、意外な人が達筆で、もっとその人の話しを聞きたくなることもあります。 

実は私、フランス語で話すことにあまり不安がなくなった後で、フランス人が読みやすくなるようなフランス語での手書きを練習しました。 

練習の前後で人との付き合いが変わったのかどうかはわかりませんが、書いたものをほめられることが増えたのは事実です。 

フランス語学習のサバイバル状態(!)から脱出できたら、おススメです! 

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