私自身の実体験
フランス語勉強法として、以前(2023年9月9日)『「生まれ変わったつもり」が最強である理由』というタイトルで掲載しました。
その際は、私自身が実際にフランス語を身につけ、フランスで事務職・教員として働き、また、さまざまな活動をする際にもコミュニケーションに困らないレベルになった学習法の、基礎になったことをご紹介しています。
有効な方法
もともと語学の勉強が苦手なうえ、時間・お金・インターネットのすべてがなかったので、追いつめられて選択したのが、「生まれ変わったつもりになること」だったのです。
これをご紹介したのは、いわゆる「語学学習」が苦手な方もいらっしゃるだろうと思ったからで、少なくとも私にとっては、かなり有効な方法でした。
「語学の勉強そのものが楽しい」という方にとってはおススメしませんが、「勉強自体は必要最低限にしたい」「コスパのよい方法を知りたい」という方には、お役に立つと思います。
そして知り合いのマルチリンガルの人たちからも、賛同してもらった方法なのです。
さらに踏み込んだ形での勉強法とは?
なぜ「生まれ変わったつもり」になるのがいいのかについての理由については、具体的な体験とともにお伝えしているので、別記事を参照していただきたいのですが、今回はさらに踏み込んだ形での勉強法についてご紹介します。
それこそが、タイトルにした「ハイブリッド学習」です。
ここで言う「ハイブリッド」とは、「生まれ変わったつもり」プラス「最低限の文法学習」を組み合わせることです。
おススメする理由
と言うと、「なんだ、文法かぁ~!」と思った方がいらっしゃると思います。
そのお気持ちもわかるのですが、子ども時代にバイリンガル教育を受けるならともかく、大人になってからの語学習得で文法を避けて通るのは、やはり効率が悪いのです。
実は、これも実体験からお話ししています。
私自身があまりにも文法から目を背けていた期間があったからこそ、「多少は文法も必要」と言い切れるのです。
ガソリンや電気に相当するモノ
ただし、いくら文法が必要だからといって、文法に力を入れすぎる必要はありません。
必要なのは、あくまでも「最低限の文法学習」です。
ハイブリッド車がガソリンを使って動力とするのはエンジンをかける時ですが、「最低限の文法学習」は、このガソリン同様、スターターの役割を果たします。
そしてハイブリッド車のメインの動力となるのが電気であるように、「生まれ変わったつもりの自分」が勉強を押し進めるのです。
自分自身の反省から
私自身は、特に初めの段階で、あまりにも「生まれ変わったつもり」に固執してしまったせいで、回り道をしてしまったと反省しています。
もう少しバランスよく、少々の文法学習を取り入れていれば、さらに効率よく、ラクだったのではないかと思うのです。
この反省から生まれたのが、「必要最低限の文法」をテーマにした動画教材であり、ポッドキャストでシリーズ化し、ブログ記事にもしている「フランス語版 星の王子さまのフレーズ」です。
日本人に難しいはずはない!
正直に言わせていただけば、フランス語研究者などを目指すのではなく、ネイティブとコミュニケーションを取る程度のフランス語なら、漢字の読み書きができる日本人に、難しいはずはないと思っています。
「生まれ変わったつもり」プラス「最低限の文法」を組み合わせたハイブリット学習を検討してみませんか?
この記事を音声で聞くなら
この記事は、ポッドキャストでも配信しています。
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