フランスで長距離ドライブ
日本と比べると、フランスの公共交通機関はやっぱり不便です。
なので、車で旅行することが多いのですが、日本とはかなり様子が違います。
今回は、日本人がフランスで長距離運転をする場合の注意点と、旅行に関するフレーズをご紹介します。
フランスの高速道路
フランスの自動車専用道路は、大きく分けて2種類あります。
それは、有料道路と無料道路。
なお、フランスの距離や速度表示はkm(キロメートル)で、日本と同じです。
有料道路について
有料道路は通常青いパネルで、乗用車の制限速度は130kmがほとんどです。
(トラックなどの大型車は80~90kmが多い)
2~3車線がほとんどで、遅い車は右側を走ります。
追い越す場合は、必ず左から。
ウインカーを出さない車も多いので、かなり注意が必要です。
無料の自動車専用道路
自動車専用道路でも、無料道路が存在します。
緑や白いパネルです。
緑のパネルの無料道路は、白いパネルよりも速度が速い道路が多く、最高時速110kmの道路が存在します。
ただし無料道路に関しては、最近制限速度が厳しくなりつつあります。
環境問題対策によるものがほとんどで、自治体ごとに異なるので、標識に気をつける必要があります。
イタリアとは逆!
なお、フランスの有料道路は青いパネル、無料道路は緑のパネルなのですが、イタリアから来たり、イタリアに行ったりする場合は、特に注意してください。
イタリアとはパネルの色が逆なのです。
イタリアの有料道路は緑色、無料道路は青いので、失敗しかねません。
有料道路のトイレ事情
トイレがあるのは、基本的に有料道路だけです。
有料道路を走っていると、時々「AIRE」と書いてあるパネルを見かけるのですが、これが休憩所で、トイレがあります。
ただし、同じように「AIRE」と書いてあっても、ガソリンスタンドやレストラン・売店がある所と、ない所では、かなり状態が異なります。
ハッキリ言って衛生状態が全く違うので、できればガソリンスタンドなどがある所で休憩するのがおススメです。
大都市の周辺に注意!
休憩所はよく見かけるのですが、注意が必要なのがパリやリヨン・マルセイユなどの大都市の周辺です。
こうした大都市は有料道路の起点になっている場合が多く、休憩所が全くなくなってしまうことがよくあります。
また、いきなり無料道路になってしまったり、自動車専用道路でなくなってしまう場所もあり、うっかりすると渋滞に巻き込まれることも。
目安として、大都市から100km圏内には休憩所がなくなる可能性があると思っておいた方が無難です。
「気をつけて!」の言い方
フランス語で「気をつけて!」と言うなら、「Soyez prudent !」です。
「Bon voyage !(よい旅行を!)」に続けてもいいですね。
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