まとめて覚えよう!「N’importe」1: où/quel/quoi

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「~でも」表現まとめ! 

シリーズ【フランス語版 星の王子さまのフレーズ】の第31回で「N’importe où.」というフレーズを扱いました。 

主語が省略された「n’importe」は、よく使われる決まった形で、後ろに疑問詞がつきます。 

第31回の「N’importe où.」もそのうちの1つです。 

実際の会話ではよく使われるのに、辞書にはあまり載らない表現もご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね! 

「n’importe」 

まずは「n’importe」の復習から。 

「n’importe」は、否定の「ne」と「importe」がつながった形です。 

「importe」は「重要である」という意味の動詞「importer」の直説法現在3人称単数の活用形です。 

「~は重要ではない」つまり、「~でもいい」「~でも構わない」という意味です。 

「n’importe」の後ろに来るものまとめ 

シリーズ【フランス語版 星の王子さまのフレーズ】では、「n’importe」の後ろに来る、他の単語も扱ったので、ここでまとめてシェアしたいと思います。 

「où」

「où」の意味は「どこ」です。 

「N’importe où.」の意味は「どこでも」です。 

「quel」

「quel」の基本的な意味は「どんな」「何の」「どの」です。 

「n’importe quel ~」の意味は「どんな~でも」です。 

「quel」は、後ろに来る単語(「~」)の姓で変化します。 

男性形:「n’importe quel animal(どんな動物でも)」 

女性形:「n’importe quelle fleur(どんな花でも)」 

「quoi」

「quoi」は疑問代名詞の「que」の強勢形で、意味は「何」です。 

「N’importe quoi.」の意味は「何でも」です。 

実際の会話での「n’importe quoi」 

「N’importe quoi.」の意味は「何でも」だとご紹介しましたが、これは辞書に載っている情報で、もちろん正しいです。 

けれど実際の会話での「n’importe quoi」 は、違う意味になることがあります。 

代表的なのは「デタラメな」「いい加減な」「支離滅裂な」「メチャクチャな」などです。 

少々くだけた口語表現なので、相手によっては使わない方がいい場合もありますので、注意してください。 

例文と共にご紹介しますね! 

C’est n’importe quoi ! 

「C’est n’importe quoi !」で、「それはデタラメだ!」という意味です。  

話題や状況に対して、何かがばらばらで整合性がないときや、信じられないことが起きたときにこの表現を使います。 

N’importe quoi, c’est impossible ! 

「N’importe quoi, c’est impossible !」で「メチャクチャだ、ムリ!」という意味です。 

「C’est impossible」は「それは不可能だ」という意味です。  

このように使うことで、相手の主張が非現実的であることを強調することができます。 

Tu dis n’importe quoi ! 

「Tu dis ~」「君は~を言う」とともに、「Tu dis n’importe quoi !」で「君は何を言っているんだ!」もよく使われます。 

この表現は、相手が根拠のないことを言ったり、ばかげたことを言ったりしたときに使います。日本語の「馬鹿なことを言うな!」や「でたらめを言うな!」に近い表現です。 

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