違いには理由が!
「クリスマス」は英語由来の外来語ですが、フランス語のクリスマスは「Noël」。
英語とフランス語で、あまりにも違うと思いませんか?
調べてみたところ、納得できる理由があったので、ご紹介します。
「クリスマス」
英語由来の「クリスマス」という言葉。
音の感じから「キリスト」にちなんでいるということは想像がつきますが、「マス」の部分が何なのかがひっかります。
調べてみると、「マス」は宗教儀式である「ミサ」のことでした。
つまり「クリスマス」とは、「キリストのミサ」という意味なんだそうです。
クリスマスはキリストのお誕生日にちなんでいるので、このような名前になったのですね。
「Noël」
そしてフランス語の「Noël」ですが、英語とは全く異なる語源でした。
元になったのは、「誕生の」という意味のラテン語なのだそうです。
そもそもは「誕生の日」という言い方のうちの「誕生の」の部分だけが変化して、「Noël」になったとか。
英語と同じく、やはりキリストのお誕生日にちなんだ名前ですが、英語では「キリストの名前 + 宗教儀式」という構成になっているのに対し、フランス語では「誕生の」という形容詞部分が元になっています。
注意点など
現在のフランス語では「anniversaire(誕生日)」や「date de naissance(生年月日)」という言い方をします。
それでも「natal(誕生の)」という形容詞はあり、「Noël」と「natal」の語源は、同じラテン語です。
スペルの注意点としては、「Noël」の1文字目は大文字の「N」であり、点が2つついた「ë」になっています。
これは、直前にある「o」とは分けて発音するためです。
同じ語源の単語とは?
現在のフランス語で形容詞「natal(誕生の)」を使うのは、
- terre natale(生まれ故郷)
- langue natale(母国語)
などの使い方です。
「anniversaire(誕生日)」や「date de naissance(生年月日)」の代わりに使うことはまずありません。
英語との違いまとめ
それにしても、英語の「クリスマス」は「キリストのミサ」という意味、フランス語の「Noël」は「誕生の」という意味だとは、想像していませんでした。
フランス語の「natal(誕生の)」という単語はよく知っていますが、「Noël」とはかなり音も違うので、結びつかなかったですね。
お誕生日ではない?
ちなみに、12月25日はキリストの生誕日とされていますが、どうも実際のお誕生日ではないようです。
この日が生誕日とされたのは、なんと1年で1番日の短い日である冬至に近いからなのだそうです。
ローマ帝国時代のローマ人は、冬至は太陽が復活する日と考えていて、希望の象徴としていました。
その影響で、キリストのお誕生日だということにしたらしいのです。
フランスのクリスマス
ともあれ現在のフランスのクリスマスは、宗教儀式というよりはホームパーティーの色が濃くなっています。
24日の夕方にはお店が閉まり、レストランでさえも開けるところはあまりなく、25日はさらに街が静まり返ります。
どうぞよいクリスマスを!
Joyeux Noël !


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