【フランス語のフレーズ】日常会話で使う略語㉘dermato

フレーズ

若者言葉から昇格した略語 

フランス語で話していると、仏和辞書などには載っていないような言葉も耳にします。 

元は若い人たちが仲間内で使っていた略語などがほとんどですが、時間とともに社会的にも認知されて、多くの人が使うようになった言葉です。 

かしこまった場では使わなくても、仲の良い同僚となら使う程度の略語や派生語などを中心にご紹介します。 

今回はその第28回目「dermato」です。 

「dermato」とは? 

「dermato」とは、「dermatologue(皮膚科医)」または「dermatologie(皮膚科)」のことです。

「dermatologue」の場合は「皮膚科の医師」、「dermatologie」なら「診療科としての皮膚科」という意味なのですが、「dermato」はどちらの意味にもなります。

使われているのが医師としての「dermato」なのか、診療科としての「dermato」なのかは、文脈で判断することになります。

使用例 

「dermato」を使ったフレーズには、次のようなものがあります。 

  • Je vais chez le dermato demain.
    (明日皮膚科に行く)
  • Je dois prendre rendez-vous en dermato.
    (皮膚科の予約を取らなきゃ)

この2つの「dermato」は、和訳するとどちらも「皮膚科」になりますが、「chez le dermato」なら「皮膚科の医師」、「en dermato」なら「診療科としての皮膚科」のことを指しています。

ただし実際に使う際には、あまり厳密に考える必要はありません。

医師なのか診療科なのかを気にしなくても、「皮膚科」だということがわかっていれば、意味は通じるからです。

目上の人や顧客相手なら?

「dermato」という言い方はかなり以前からあり、フランス人ネイティブで知らない人はいないと思います。

でも目上の人や顧客相手なら「dermato」とは言わず、本来の言い方をした方がいいかもしれません。

その場合は、「dermatologue(皮膚科医)」と「dermatologie(皮膚科)」を区別することになります。

つまり前述の2つのフレーズは、次のようになります。

  • Je vais chez le dermato demain.
    → Je vais chez le dermatologue demain.
    (明日皮膚科に行きます)
  • Je dois prendre rendez-vous en dermato.
    → Je dois prendre rendez-vous en dermatologie.
    (皮膚科の予約を取らなければなりません)

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