73 関連単語と一緒に覚えて努力は半分に! Mais sa planète est vraiment trop petite.

その他(王子さま)

最小限の努力で覚えよう!

今回のキーワードは「vraiment」です。 

本当によく使われる関連単語があるので、それと一緒に覚えてしまえば、1つずつ覚えるよりも半分の努力で済みます。 

関連単語なので、当然似通った意味なのですが、一緒に覚えることで、わずかなニュアンスの違いも理解しやすくなります。 

このフレーズの場所と背景 

では、単語に入る前に、今回のフレーズ、「Mais sa planète est vraiment trop petite.」の場所と背景を確認しておきます。 

このフレーズは、第14章の終わりにあります。 

第14章で王子さまは、街灯をつけたり消したりする男の悩みを聞いて、改善策を提案したりします。 

今回のフレーズは、王子さまが心の中で思ったことです。 

「mais」 

「mais」の基本的な意味は「しかし」「けれど」で、逆説を表します。 

「sa」 

「sa」は、「彼の」「彼女の」などの意味を持つ、3人称所有形容詞の女性形・単数です。 

3人称所有形容詞の男性形・単数は「son」、複数は「ses」です。 

「planète」 

「planète」は女性名詞で、「惑星」という意味です。 

「est」 

「est」は、être の3人称単数の活用形です。 

「vraiment」 

「vraiment」は、副詞です。 

「本当に」「まったく」「実に」などの意味があります。 

「trop」 

「trop」は「あまりに」「非常に」の意味です。 

「trop + 形容詞(または副詞)」の形でよく使われます。 

「petite」 

「petite」は、形容詞「petit」の女性形です。 

この女性形の方は、語尾に「e」がつくことで、発音が変わっています。 

基本的には「小さい」ですが、「幼い」「かわいい」という意味があります。 

また形容詞だけではなく、場合によっては名詞の「子ども」としても使われます。 

男性名詞としてなら男の子、女性名詞なら女の子を指します。 

ここでは「trop + 形容詞(または副詞)」の形なので、形容詞です。 

背景を見てみると 

第14章の星に来る前に出会った人たちは、あまりにも自分のことしか考えていなかったので、王子さまはその都度、がっかりしてその人たちと別れてきました。 

ところが街灯をつけたり消したりする男との会話を通して、王子さまは初めて友だちになれると思いました。 

そして、今回のフレーズになります。 

「vraiment」の関連単語 

「vraiment」は、「本当に」「まったく」「実に」などの意味の副詞ですが、ぜひ一緒に覚えるべき関連単語の「vrai」があります。 

ただしこの「vrai」という単語には、形容詞・名詞・副詞があり、さらに形容詞として使われる際には、名詞の前後で意味が異なるので、注意が必要です。 

形容詞の「vrai」 

形容詞の「vrai」は、「真実の」「本当の」「現実の」などという意味です。 

ただしこれらの意味になるのは、名詞の後ろについたり、単独で使われる場合です。 

名詞の前につくと「本物の」「ぴったりの」などという意味になります。 

「C’est vrai.(その通りです)」「C’est vrai ?(本当?)」などがよく使われます。 

名詞の「vrai」 

名詞の「vrai」は、「真実」「事実」「現実」などという意味です。 

男性名詞です。 

副詞の「vrai」 

副詞の「vrai」は、「正しく」「真実に則して」などという意味です。 

副詞として一般的に使われるのは、今回のフレーズにある「vraiment」の方です。 

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シリーズ【フランス語版 星の王子さまのフレーズ】は、ポッドキャストでも配信しています。 

下のリンクのクリックでこの記事に該当するエピソードに飛びますので、発音の確認などにお使いくださいね! 

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