星の王子さま

名詞

88 地球にやって来る王子さま La Terre n’est pas une planète quelconque !

いよいよ地球へ 第15章の地理学者には、王子さまにとって2つの重要な役割がありました。1つは、バラの花がはかない存在だということを王子さまに知らせる役割。もう1つは、地球という惑星が魅力的な存在だと知らせる役割です。そしてとうとう、王子さま...
名詞

87 残酷な事実 Ma fleur est menacée de disparition prochaine ? – Bien sûr.

残酷な場面今回のフレーズは、王子さまにとっては、かなり残酷な事実を知ることになった場面のセリフです。話し相手の地理学者は事情を知らず、また、おそらく興味もないので淡々と答えていますが、それが余計に、残酷の度を増しているかのようです。そして、...
その他(王子さま)

86 イメージは日本語と同じ! Parce que les fleurs sont éphémères.

1000年以上前から共有今回のフレーズにある「éphémère」は、ある名詞を元にした形容詞なのですが、その名詞が与えるイメージが、なぜか日本とフランスで一緒です。それも、日本の文献で確認できるのは、平安時代だというのですから、驚きです。日...
その他(王子さま)

85 王子さまのアキレス腱を直撃? Pourquoi ça !  c’est le plus joli !

王子さま、怒る今回のフレーズは王子さまのセリフですが、かなり頭にきている様子です。1番大切な存在を無視されてしまったのですから、それも当然。誰にも言えなかったことを言ったのに、なかったことにされたら、誰でも怒りたくなりますよね!このフレーズ...
名詞

84 えっ?今、気づいたの? Tu es explorateur !

友だちにはなれない地理学者 今回のフレーズのある第15章のキーワードは「explorateur」。地理学者は偉そうなのに、何も知らない人だからです。そしてこのフレーズの登場タイミングが、やはりこの人物の価値を物語っているようでもあります。こ...
その他(王子さま)

83 「trop」と「très」の微妙な違いについて Non. C’est trop compliqué.

実は大きな違いだった! 「非常に」という意味を表す副詞には「trop」と「très」の2つがありますが、微妙なニュアンスの違いがあります。今回のフレーズを通して、この違いを考えてみたいと思います。先に結論を言ってしまうと、「trop」を使う...
その他(王子さま)

82 誤解を生んでしまっていた表現 C’est possible.

ああ、私のカン違い! この短いフレーズは、フランス人と話しているとよく登場します。でもフランス語を始めたばかりの頃、これを言われると少し寂しい思いをしたり、違和感があったりしました。理由は私の勉強不足だったのですが、同じカン違いをして欲しく...
その他(王子さま)

81 かなり自然なディスり方? Le géographe est trop important pour flâner.

友だちの選び方がわかる! 人をおとしめる方法など、知る必要はありませんが、もしもあなたの話し相手がこんなことを言ってきたら、すぐに距離を置くことをおススメします。いわゆる、マウントを取りたいのでしょうが、かなり自然なので、気づきにくいかもし...
動詞

80 動詞「être」現在形活用のまとめ! Mais vous êtes géographe !

基本はやはり現在形 英語のbe動詞に当たるのが、「être」。このシリーズで何回も扱ってきましたが、現在形の活用がほぼ出そろったので、まとめてみたいと思います。このフレーズの場所と背景 では、単語に入る前に、今回のフレーズ、「Mais vo...
その他(王子さま)

79 イライラが伝わってくる! Et des villes et des fleuves et des déserts ?

フレーズ切り取りによる気づき 実は今回のフレーズには、少し違和感があります。もちろん、お話しを通して読んでいれば、状況がわかっているので感じないうえ、作者の意図する感情に引き込まれます。1つだけ切り取るからこそ、作者の手法が見える例ですね!...