【フランス語勉強法】時短!入門期に最低限するべきこと②

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動詞の時制は何とかしてしまおう!

突然ですが、あなたはフランス語が難しいと思っていますか? 

もし難しいと思っているなら、なぜそう思うのでしょうか?

名詞に性別があるから? 動詞にたくさんの時制があるから?

フランス語は、フランス人でさえ難しくて面倒くさいと思っている言語なので、
外国人にとってやっかいなのは確かだし、
私自身も苦労してきたので、それは否定しません。

ただ、名詞の性別は仕方ないとしても、
動詞の時制は何とかしてしまおうというのが、今回のご提案です。

フランス人でさえ、イヤイヤ覚えている

「何とかするって、どうするんだろう?」って思いましたか?

フランス語には驚くと言うより、呆れるぐらいたくさんの種類の時制があって、
その活用形をすべて覚えるとなると、想像もつかないほどです。

フランス語の辞書の巻末に必ずある、
動詞の活用形の一覧表を見てため息が出ない人がいるなら、
お会いしたいぐらいですよね?

だって、フランス人の子どもたちでさえ、
イヤイヤ覚えている子がほとんどで、
まるで私たち日本人が毎週受けさせられた漢字テストよろしく、
書き取りテストがあるのですから!

でも、この膨大な一覧表を単純化してしまうのです。

もちろん、少々というよりもかなり乱暴なやり方なので、
このご提案をお聞きになって不愉快に感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

その場合はご容赦ください。

けれどこの方法は、私自身が実際に試して、
フランス人とのコミュニケーションに困らなかったばかりか、
かなり初期からたくさんの友人に恵まれたので、
フランス語研究や文法にこだわりのある方以外には、
役に立つと考えています。

単純化の具体的な方法

さて、その具体的な方法ですが、
大前提として、時制は極端に単純化します。

要するに、入門期に自分から話す際に使うのは、
現在形・複合過去・近接未来の3つだけです。

フランス語をまったく知らない方は、
「それでも、たくさん動詞があるのに、
それぞれの動詞の時制を3つずつ覚えなきゃいけないんだな…」と思うかもしれませんが、
そうではありません。

とりあえず活用形として覚えるのは、
avoir, être, aimer, aller の4種類の現在形と過去分詞のみです。

少しでもフランス語の文法をご存じの方からすると、
かなり意外なほど少なく感じられるのではないでしょうか?

「え? それだけで本当に通じるの?」と。 
はい、大丈夫です!

そして、なぜこの4つかと言うと、

たくさんあるフランス語の動詞ですが、
その90%以上は aimer のように、erで終わる動詞なので、
これを覚えることでかなりカバーできること、

残りの3つは、過去と未来を表すときに必要だからです。

この4つの動詞の現在形のみを、6種類ずつあるので、それを覚えます。

つまり
単数が1人称(私)・2人称(あなた)・3人称(彼・彼女)、
複数が1人称(私たち)・2人称(あなたたち)・3人称(彼・彼女たち)です。

6x4なので、計24種類、
プラス4つの過去分詞があるので、全部で28種類です。

覚えた28種類でできること

これだけ覚えれば、
現在・過去・未来のほとんどのことは言えますし、
本来はそれ以外の時制を使わなければならない場合でも、
工夫次第で似た表現になる場合が多いのです。

第一、フランス人の小学校低学年ぐらいまでの子どもは、
ほぼこれだけで会話をしていますし、
大人でも一番使う時制がこの3つ。

下手にたくさんの時制を覚えて使いこなせないよりは、
これだけを覚えて使いながら、語彙数を増やす努力をした方が、
はるかにお得です。

具体例に関しては近い将来、
1フレーズずつご紹介する回を設けていきますので、お楽しみに!

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