恋愛大国フランス!?
恋愛大国と言われるフランス。
友人たちを見ていても、「映画の中の話しだけではないな~」と感じることがしばしばなので、否定はしませんが…。
過去に存在していて、現在は使われなくなった、フランス語由来の外来語を眺めていると、恋愛にまつわるものが多いのに気づきました。
次にあげる単語は、日本では使われなくなったものが多いのですが、フランス語ではよく使われています。
そしてフランスでは、そもそも恋愛用語ではないものも。
こうした単語が恋愛用語として日本語に定着していたのは、「フランス=恋愛」という方程式が存在していたからでしょうか?
avec アベック
現在は全く使われなくなった、日本語の「アベック」ですが、元はフランス語の「avec」です。
「アベック」の意味は、「男女のカップル」「恋人同士」などでしたが、フランス語の「avec」にこの意味はありません。
フランス語ではもちろんよく使われていて、頻出単語の1つです。
意味は「~と一緒に」「~を持って」「~を使って」などです。
「Venez avec moi(私と一緒に来てください)」「couper le poisson avec un couteau(包丁で魚を切る)」のように使います。
aventure アバンチュール
日本語の「アバンチュール」は、「危険な火遊び」の意味で使われていましたが、これもあまり使われなくなったのではないでしょうか?
フランス語の「aventure」は、「(予期しない)できごと」「事件」「冒険」などの意味で使われることが多いのですが、外来語の「アバンチュール」と同様の意味も含まれます。
フランス語の使用例としては、「roman d’aventures(冒険小説)」があります。
rendez-vous ランデブー
「ランデブー」も、あまり使われていないのではないでしょうか?
男女間の「デート」さらには「密会」のように使われていたこの言葉の元になったフランス語は「rendez-vous」です。
でも、「rendez-vous」は恋愛用語ではありません。
「(病院などの)予約」「(仕事上などの)面会約束」として、日常的によく使われる言葉です。
roman ロマン
「ロマン」という言葉は「浪漫」という漢字があるほど、古くから使われているようですが、フランス語の「roman」といえば、「小説」という意味です。
「(小説のような)信じられない話し」という意味もありますが、圧倒的に多く使われるのは「小説」の方です。
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