【フランス語単語まとめ】家・建物④

勉強法

用途別まとめ「家・建物に関する単語」

用途別の関連単語をまとめれば覚えやすく、実際の会話でも使いやすくなります。

今回は家・建物に関する単語の第4回目として、家の中のモノを置く場所について扱います。

固定されている場所

フランス語には本当にいろいろなモノを置く場所に関する単語があるのですが、家の上部と地下が、モノを置く場所としてよく使われます。

間違えやすいので、冠詞付きで覚えましょう!

  • le grenier 屋根裏
  • le sous-sol 地下階
  • la cave  地下室

「grenier(屋根裏)」は本来「屋根と天井との間のスペース」を指します。

物置として使われることが多いのですが、断熱材を張ったり天井窓を設けるなどの改装工事をして「屋根裏部屋」として使うこともよくあります。

「sous-sol(地下階)」は文字通り地面の下なので地下階です。

物置としてよく使われます。

ただしフランスでは、歴史的に地上部分であっても地面と同じ高さを嫌う傾向があり、日本式の1階部分を「sous-sol(地下階)」と呼ぶ場合があります。

「cave(地下室)」は「地面の下に掘った空間」が語源なので地下室であり、冷蔵庫ができる前は地下の涼しい貯蔵場所でした。

フランスはワイン文化が発達したため、「cave」はワインを保存する場所というイメージが強まりました。

現在では必ずしも地下にあるわけではなく、個人宅にある場合はワイン以外の食品やその他もモノをしまう場所にもなっています。

なお「cave」という単語は、ワインなどの販売店という意味でも使われています。

その他のモノを置く場所

その他の場所を固定されない、モノを置く場所もたくさんあります。

  • le cellier 食料保存室
  • la buanderie 洗濯室
  • le débarras 物置
  • le placard クローゼット

「cellier(食料保存室)」はキッチンのわきにある保存室、「buanderie(洗濯室)」は洗濯機・乾燥機・アイロンなどを置いてアイロンがけをする場所です。

「débarras(物置)」は掃除用具などをしまっておくことが多い場所です。

ただし人や場合によっては、モノをしまう場所というよりは、何でもとりあえず突っ込んでおく場所、というイメージも強いです。

以上が部屋やキッチンなどとは独立したところにある、モノを置く場所に関する単語ですが、最後の「placard(クローゼット)」のみ、部屋などの一部として存在する、作り付けの戸棚のことを指します。

なお「placard」の和訳として一番近いのが「クローゼット」ですが、あくまでも作り付けの戸棚なので、衣類だけをしまうわけではありません。

キッチンにある場合もあり、食料や調理器具の保存場所として使われている「placard」もあります。

使用例

モノを置く場所に関する例文を挙げておきます。

  • Mon frère habite dans le grenier aménagé.
    (兄は屋根裏部屋に住んでいる)
  • Les confitures sont dans le cellier.
    (ジャムは食料保存室にある)
  • Il y a une buanderie au sous-sol.
    (洗濯室は地下にある)

などがあります。

前述通り「grenier」は「屋根裏」ですが、最初のフレーズでは「le grenier aménagé(改装した屋根裏)」に住んでいるということなので、「屋根裏部屋」ということになります。

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