「Je t’aime.」以外の愛情表現
今年は飛び石連休だったものの、ゴールデンウィークが終わって「仕事(学校)がゆううつ…」という方に、少しでも元気になっていただこうと思います。
フランス語の「Je t’aime.」は本当に有名ですが、他にも愛情表現はけっこうあります。
今回はその1つ目、「Tu me plais.」をご紹介します。
「Tu me plais.」
「tu」は2人称代名詞単数「きみ」など、「me」は1人称代名詞単数目的格「わたしを」「わたしに」、「plais」は「~の気に入る」という意味の「plaire」の活用形(現在形)です。
主語はあくまでも「tu(きみ)」なので、直訳すると「きみはわたしの気に入っている」→「君は私にとって好ましい」、つまり「わたしはきみが好き」ということです。
どんな人がどんな場面で?
「Tu me plais.」も「Je t’aime.」同様、かなりストレートな愛情表現ではあるのですが、「Je t’aime.」がどんな場面や時期でも繰り返し使えるのに対し、「Tu me plais.」の方は、同じ人に繰り返し何度も言うことは少ないと思います。
恋愛関係の初めの頃に、1度か2度、言うことがあるかないか、というところでしょうか。
初々しいイメージもあるので、どちらかというと若い人が恥ずかしそうに言いそうです。
よく使う「Ça me plaît.」
なお前述通り、「わたし」が思っていることなのに、主語が「tu(きみ)」なのがフランス語の特徴でもあります。
それは「~の気に入る」という意味の「plaire」という動詞を使っているからです。
「Tu me plais.(きみが好き)」という言い方は、相手を変えない限り何度も使うことはありませんが、同じタイプの表現に「Ça me plaît.」というものがあります。
意味は「それは私の気に入っている」→「それは私のお気に入り」、つまり「それ、好き!」ということです。
「Ça me plaît.(それ、好き!)」は本当によく使う言い方なので、「Tu me plais.(きみが好き)」よりも先に覚えたほうがいいかもしれませんが、いざという時のために(?)、覚えるのもあり、かもしれませんね!
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