星の王子さま

動詞

97 フランス語で読むから哲学とかわいさが同居している Je ne suis pas apprivoisé.

フランス語で読むから味わい深い  今回のフレーズが、個人的にはこのお話し『星の王子さま』の最重要フレーズだと思っています。 どこか哲学的なキツネの、モノの捉え方の出発点だと考えるからです。 ただし、このフレーズのキーワード「apprivoi...
その他(王子さま)

96 理想的な男性像が見え隠れする Je suis tellement triste…

ウソをつかれていたら  突然ですが、あなたは、大好きな相手のウソを許せますか? もちろん、ウソの種類にもよるでしょうが、そのウソは、決して小さいものではなかった場合です。 そしてそのウソに気づいた時、あなたは怒って相手をなじりますか? それ...
名詞

95 王子さまの言葉づかいからフランス社会の人間関係を考えると Tu es bien joli…

フランス語で読むからこそわかる関係  今回のフレーズは王子さまのセリフですが、相手との関係性が表れている瞬間でもあります。 王子さまは人間に限らず、他のどんな存在が相手でも、常にある程度の礼儀をわきまえているのですが、例外的な相手のうちの1...
その他(王子さま)

94 「tout」と「toute」の使い分けを復習! Elle est toute sèche, et toute pointue et toute salée.

やっかいな「tout」  今回のフレーズで3度も繰り返される「toute」という言葉。 「tout」という単語の女性形単数です。 「tout」に関しては、第62回でまとめましたが、1度で覚えて使いこなせる人は少ないはずです。 今回は女性形単...
名詞

93 文脈によって七変化以上?特殊な人称代名詞「on」 On est un peu seul dans le désert…

七変化を超える「on」  今回のキーワードは「on」です。 人称代名詞なのですが、かなり特殊で、本当にいろいろな意味になる単語です。 ただし、コツを覚えてしまえば、これを使って話すことで、細かな文法を考えずに済ませるテクニックもあります。 ...
その他(王子さま)

92 場面の特殊性を利用しよう! Elle est juste au-dessus de nous… Mais comme elle est loin !

夜更けの砂漠にて  誰もいない夜更けの砂漠で、ヘビと話している王子さま。 現実ではありえない場面ですが、この印象的なイメージを借りて覚えられることは、いくつもあります。 このフレーズの場所と背景  では、単語に入る前に、今回のフレーズ、「E...
その他(王子さま)

91 定冠詞を使い分けよう! Ici c’est le désert. Il n’y a personne dans les déserts.

丸ごと覚えて頭を整理しよう! 日本語には冠詞というものが存在しないので、やはり慣れるまでは戸惑うことが多いもの。 「使って慣れろ」とは言うものの、やはりある程度は使い方をわかっていた方が安心です。 今回の2つのフレーズには、それぞれ単数と複...
その他(王子さま)

90 作者のテクニックがこんなところにも! Ah !… Il n’y a donc personne sur la Terre ?

フランス語の『星の王子さま』 多くの言語に翻訳されて、世界中で愛されている『星の王子さま』ですが、やはり作者の母国語であるフランス語で読むと、細かなテクニックが感じられることがあります。 今回のフレーズも、そのうちの1つ。 ぜひ、フランス語...
その他(王子さま)

89 できるだけラクをしよう! C’est inutile.

ラクをしよう!  フランス語に限らず、外国語をやろうと思うと、どうしても覚えることが多いのですが、できるだけ覚える量を減らしたいですよね? 今回のフレーズにある「inutile」を例にして、ラクする方法をご紹介します。 このフレーズの場所と...
名詞

88 地球にやって来る王子さま La Terre n’est pas une planète quelconque !

いよいよ地球へ  第15章の地理学者には、王子さまにとって2つの重要な役割がありました。 1つは、バラの花がはかない存在だということを王子さまに知らせる役割。 もう1つは、地球という惑星が魅力的な存在だと知らせる役割です。 そしてとうとう、...