【フランス語勉強法】日本の高校生活にあこがれるフランス人が多数いる件

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モチベーションに!

今回のタイトルを見て、違和感を覚えた方がいらっしゃるかもしれません。 

「日本の高校生活にあこがれるフランス人が多数いる件」が、なぜ「フランス語勉強法」になるのか、という意味で。 

でも、これからお話しすることを知っていただくことで、多少はフランス語を続けるモチベーションにしていただければ、と思うのです。 

並ぶ目的 

私の本業は日本語教師なので、日本が好きなフランス人と話す機会があります。 

特に以前勤めていた学校では、1度に2コマの授業を行っていたのですが、休憩時間にちょっとした行列ができてしまいます。 

授業のわからないところを聞きに来る学生もいましたが、ほとんどは雑談の相手をして欲しくて来るのです。 

授業以外でも勉強した日本語のノートを見せてくれたり、日本に行った時に撮った写真を見せてくれたり、柔道の試合に出た時の話しをしてくれたり、といった具合です。 

学生たちの興味の対象 

そして質問されるのは、「渋谷や秋葉原に行ったことがあるか」「日本のどこにいつ行くのがおススメか」などとともに、「高校で制服を着ていたか」「文化祭や体育祭は本当にあるのか」「修学旅行はどこに行ったか」などの、高校生活についてが多かったのです。 

始めのうちは、日本に行ったこともないのに、なぜ文化祭や修学旅行などまで知っているのかが不思議だったのですが、高校生活を題材にしたアニメがたくさんあると知って、納得したものでした。 

「自分も日本で高校生活を送りたかった」と言いだし、そばにいる全員が大いにうなずく姿を何度も見ています。 

残念な情報量 

ただし、日本のアニメを熱心に見るフランス人の、おそらく90%以上は、字幕で見ているということをご存じでしょうか? 

映画はともかく、アニメを見るなら、「字幕よりも吹き替えの方がラクなのでは?」と思うのですが、特に熱心な人たちにとっては、日本語の音声も大事だと考えているようです。 

でも残念ながら、スピード感のあるアニメのセリフを字幕で見ても、受け取れる情報量は半減以下になるようです。 

私の子どもたちは日本語でアニメを見ていましたが、一緒に見ていたフランス人の友だちは、あまり詳しくわかって見ていないだろうと言っていました。 

知る努力の見返り 

私は日本にいた時に、何度もフランスの映画を日本語字幕で見たものですが、映画でさえ、やはり原語で見ると雰囲気が変わります。 

翻訳字幕のありがたさは知っているものの、やはり限られた文字数で伝えられることには限度があり、フランス語を知る努力をすればするほど、見返りも大きくなります。 

「普通の」経験が役立つ 

それと同時に、今はSNSなどで気軽にネイティブと交流が持てるので、これを利用しないのはもったいないと思うのです。 

日本や日本の文化が好きなフランス人はたくさんいます。 

ご紹介した高校生活の例はごく一部ですが、「高校で制服を着ていた」「文化祭で焼きソバを売った」「修学旅行で京都に行った」などの、日本人にとっては本当にありふれた経験が、相手にとっては感動にすらなるのです。 

相手にとっての感動体験なら、あなたのフランス語がたどたどしくても、少々聞き取りにくい発音でも、喜んで聞いてくれるでしょう。 

一歩踏み出して交流してみることをお勧めします。 

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