【フランス語勉強法】時短!入門期に最低限するべきこと①

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「入門期に最低限するべきこと」その1とは

私はこれまで何度も、フランス語上達のためには人と話すべきとお話ししてきました。

ただし、これは「最低限するべきことをした後に」という前置きがあります。

なぜなら、ほとんどの日本人にとってフランス語は、
義務教育の段階から習ってきた言語ではないので、
外国語として学ぶ場合の最低ラインどころか、ほぼ何も知らないのが普通だからです。

英語なら、たとえ大嫌いな科目だったとか、さんざんな成績だったとか、
苦手意識しかなかったなどと言う人であっても(私もそうでしたが)、
ここで言う「最低ライン」はあるものとみなします。

そう、要するにここで言う「最低ライン」とは、
たとえば英語なら、「せめて中学レベルは完ぺきに」のような、
いわゆる優等生的な要求をするものではなく、
「そういえばそれ、なんとなく聞いたことがあったな」程度の知識でいいと思っています。

この観点から私がご提案する「入門期に最低限するべきこと」の第一は、
フランス語の薄い文法書を流し読みすることです。

「頑張らない勉強」の具体的なやり方

ここでのポイントは2つあって、
まず1つは「薄い文法書」ということ。

将来フランス語の研究者を目指すような、
フランス語の勉強自体が好きという方は、
初めから分厚い文法書を手に取るのも悪くはないかもしれません。

でも、ここでおススメしているのは、
できるだけ勉強らしいことはせずに
フランス語でコミュニケーションを取れるようになるための近道なので、
薄い文法書がいいのです。

そしてもう1つは、「真面目にではなく、流し読みをする」こと。

つまり、文法の新しい項目ごとに「しっかり覚えよう」とするのではなく、
「ふ~ん、こういう風に言うんだ~。面倒くさいなあ!」程度に読んでいきます。

決して覚えなくていいのですが、
できればこの流し読みを3回することをお勧めします。

「3回読む」と聞くと、かなり大変に思われるかもしれませんが、
薄い本の流し読みですし、2回目・3回目と回を重ねるごとにスピードもアップするので、
おそらく想像以上に早く終わります。

フランス語ならではの勉強法

それでも、よくある「フランス語会話」などのタイトルがついたテキストや、
旅行会話本などではなく、
先に文法書をお勧めするのには、フランス語ならではの理由があります。

それは、フランス語がロジックありきの言語だからです。

そもそも、どんな言語でも、
文法とは「こうは言うけど、そうは言わない」ということの集まりですが、
フランス人でさえ「面倒くさい」と言うのがフランス語です。

基本となっている論理的な部分をあらかじめ知っておくことで、
外国語として学ぶ場合はかなりラクになる一面があるのです。

ただし実際に話す段階になった時には、ネイティブを目の前にして、
あれこれと文法の決まりを考えている余裕などはありません。

なので、第一段階としては、
文法の1つ1つを覚えるというよりも、
「ふんふん、そうかそうか~」と感心するぐらいがちょうどいいのです。

読み終わった本はどうするの?

そして段階を踏んだら実際に話すべきですが、
その前にもう少し、しておくことがあります。

それは次回にお話ししますが、文法に関してはもう1点だけ、
読み終わった文法本についてお伝えしておきます。

文法本は、辞書とともに、いつでも見られるように、
定位置に置いておいていただきたいのです。

可能なら、食事をしたりお茶を飲んだりする場所から手が届く範囲に。

もしもあなたがフランス語圏以外にお住まいで、
テレビではなくパソコンやケータイなどでフランス語に触れるなら、
それを見る場所から立ち上がらなくてもいいところに。

フランス語圏にいらっしゃるなら、
テレビを見る椅子の傍らなどがおススメです。

というのも、文法は最初から一度に覚えようとするのではなく、
ちょっとした気づきがあった時に何度も繰り返して覚えるのが効率がいいからです。

実際の会話での文法は、
優れたアスリート並みに反射的に使えない限り、役には立たないので、
ガチガチに勉強するというよりも、
「ふ~ん、そうだったな~」を心掛けてくださいね!

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