読めて書けることが大切!
このブログ・ポッドキャストでは、すでに何回か数字の大切さについてお話ししています。
ただし「数字が読める」だけではダメで、読めた数字を「アルファベットで書ける」ということも必要です。
今回は、具体的に30までの数字の読み・書きをご紹介し、発音のポイントなどにも触れていきます。
30までは1つ残らず覚えよう!
数字の大切さについて具体的に触れているのは、【フランス語勉強法】数字って大切!というタイトルの配信なのですが、ここでは100までの数字を覚えるようにおススメしています。
「100まで」というのは、基本的には100まで覚えれば、あとはほとんど対応できるからです。
そして今回「30まで」としたのは、「30までは1つ残らず覚え、後は10の単位だけで大丈夫だから」という理由です。
「0 ~ 10」は頭に叩き込もう!
では、数字・アルファベット表記・発音のポイントの順にご紹介します。
発音に関しては、ここでは数字のみを発音することを前提にしています。
0 zéro | r はしっかり発音 |
1 un | 鼻母音 |
2 deux | x は発音しない |
3 trois | oi = [wa] 、s は発音しない |
4 quatre | 語末の e は基本的に無音 |
5 cinq | 鼻母音+語末の [k] 音に注意 |
6 six | 単独では [sis] |
7 sept | p は発音しない |
8 huit | h を発音せず、[ɥ] に注意 |
9 neuf | 単独では [f] |
10 dix | x は [s] |
「0 ~ 10」に関しては、すでに覚えている方も多いと思いますが、前述通り「読める」だけではダメで、「アルファベットで書ける」ことも大切です。
すべての基礎になるのが「0 ~ 10」なので、改めて徹底的に頭に叩き込んでおきましょう!
前述通り発音に関しては、ここでは数字のみを発音することを前提にしています。
「単独」とは、ここで表記しているように、数字だけを発音することです。
数字によっては、後ろに「euro(ユーロ)」などの通貨単位や、「an(歳)」「mètre(メートル)」などがつくと、アルファベット表記は変わらなくても、発音が変わるものがあります。
こうした「数字 + α」の発音に関しては、別の機会にご紹介する予定です。
「11 ~ 20」はハイフンに慣れよう!
11 onze | o は [ɔ̃](鼻母音) |
12 douze | [z] をはっきり |
13 treize | [z] をはっきり |
14 quatorze | スムーズに |
15 quinze | 鼻母音+[z] 音 |
16 seize | 発音は [sɛz] |
17 dix-sept | リエゾンなし([s]+[s]) |
18 dix-huit | リエゾンあり([z]+[ɥ]) |
19 dix-neuf | リエゾンあり([z])、[f] も発音 |
20 vingt | 鼻母音、単独で「t」発音せず |
「11 ~ 20」のうち、「11 ~ 16」までは引き続き丸暗記が必要です。
これに関しても「アルファベットで書ける」ことが大切です。
でもここまで覚えてしまえば、丸暗記はかなり少なくなります。
なお、17以降はハイフンでつなぐことが多くなるのですが、これは21以降も同様です。
「21 ~ 30」はパターンの始まり!
21 vingt-et-un | et ではリエゾンせず(例外) |
22 vingt-deux | 発音は滑らかに |
23 vingt-trois | 子音の連続に注意 |
24 vingt-quatre | 子音[k]の発音に注意 |
25 vingt-cinq | 鼻母音+[k] |
26 vingt-six | 単独/リエゾンで変化 |
27 vingt-sept | [s] のまま(リエゾンなし) |
28 vingt-huit | [t] 音が入るリエゾン |
29 vingt-neuf | 発音は滑らかに |
30 trente | 鼻母音、語末の e は通常無音 |
「21 ~ 30」を覚えてしまえば、31以降もほぼ同様のパターンが続きます。
なので、ここまでがしっかり頭に入っていれば、後はかなりラクになります。
「1990年の改革」について
さて、もうお気づきかと思いますが、アルファベット表記する際、特に17以降の数字にはハイフンがつくことが多いです。
特に「vingt-et-un(21)」のように、「et」がついてもハイフンでつなげます。
これは1990年にフランス政府が推奨した決まりができ、ルールは一貫して「全部ハイフンつなぎ」になったからです。
ただしこの決まりはあくまでも推奨で義務ではないため、広まり方はゆっくりだと感じています。
以前はハイフンでつなぐものと、つながないものが混在していたので、今でもハイフンをつけずに書いている人が結構います。
とはいえ、1990年と言えば、もうすでに35年も前なので、「全部ハイフンつなぎ」のルールで覚えることをおススメします。
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