【フランス語のフレーズ】「3 + 2 = 5」はどう読む?どう言う?

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習ったとおりには言っていない?

簡単な四則演算、例えば「3 + 2 = 5」をフランス語でどう読むのかを知っていますか?

そしてフランス人ネイティブたちは、普段の生活の中で、学校で習った読み方通りには言っていません。

フランスの子どもたちは、どのように足し算を読むように教えられるのか、そして日常会話ではどう使っているのかをご紹介します。

正式な読み方

まず始めに、「3 + 2 = 5」の正式な読み方をご紹介します。

  1. Trois plus deux égale cinq.

というものです。

「trois(3)」「plus(+)」「deux(2)」「égale(=)」「cinq(5)」ということです。

フランスの学校で習うのは、この正式な読み方です。

自然な言い方とは?

ただしこの「Trois plus deux égale cinq.」という読み方は、少々堅苦しく感じてしまいます。

数字や「plus(+)」の部分はともかく、「égale(=)」は、日本語のように「~は」というニュアンスではなく、「~に等しい」という意味だからです。

「Trois plus deux égale cinq.」は、「3足す2は5に等しい」と読んでいるようなものなので、どこかかしこまった感じがするのです。

そのため、数字や「plus(+)」はそのままで、「égale(=)」の部分だけを自然な言い方に代えたバージョンがあります。

  1. Trois plus deux, ça fait cinq.

この場合は、動詞「faire」の現在形「fait」が使われています。

「faire」には「~を作る」「~をする」の他に「~になる」という意味もあるので、「3足す2は5になる」というニュアンスになり、堅苦しくなく自然な言い回しに感じます。

さらに簡単な言い方

ところで、2025年4月11日配信の【フランス語版 星の王子さまのフレーズ】第406回では、

  1. Trois et deux font cinq.

というフレーズを扱いました。

これも同じように「3 + 2 = 5」という意味なのですが、さらに簡単な言い方になっています。

「plus(+)」さえも「et(~と~)」と言い換えています。

なおここでは、動詞「faire」の現在形「font」が使われています。

「trois et deux」で複数になっているので、複数形の「font」になるのです。

ちなみに2番の「Trois plus deux, ça fait cinq.」には、主語として「ça」があるので、単数形の「fait」が使われています。

究極の簡潔バージョン?

そして前述の【フランス語版 星の王子さまのフレーズ】第406回では、「Cinq et sept douze.」も扱っています。

この方法で「3 + 2 = 5」と言うなら、

  1. Trois et deux cinq.

になります。

「plus(+)」を「et(~と~)」と言い換えた上、「égale(=)」に至っては、省略してしまっているのです。

でもこの言い方こそが、日常会話で一番よく使われる形です。

「3 + 2 = 5」の読み方・言い方まとめ

今回は、1. 正式な読み方 → 2. 自然な言い方 → 3. 簡単な言い方 → 4. もっとも簡潔な言い方、という順番で「3 + 2 = 5」の読み方・言い方をご紹介しました。

もう一度、この順番で整理しておきます。

  1. Trois plus deux égale cinq.
  2. Trois plus deux, ça fait cinq.
  3. Trois et deux font cinq.
  4. Trois et deux cinq.

全部覚えられればいいですが、一番使われる3と4から先に覚え、余裕があれば1と2も、という順番でいいと思います!

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