8回分のまとめ!
今回はこのシリーズの第268回から第275回までの計8回分で扱った動詞を中心にまとめました。
『星の王子さま』第5章の中ほどの部分に当たります。
今回扱った範囲では、いろいろな意味や働きのある基本的な動詞「faire」の現在形の活用をご紹介しました。
シリーズの番号順にご紹介しますが、「être」以外の動詞がなかった回があるので、欠番が存在します。
268
「encombre」は「encombrer」の現在形
(場所・通路などを)「ふさぐ」「ふさいで障害となる」、(職場・学校などを)「いっぱいにする」「飽和状態にする」、(人の)「手をふさぐ」「邪魔になる」など
269
「perfore」は「perforer」の現在形「(モノ・胃などに)穴をあける」
「perforer de ~」で「~で/を用いて穴をあける」「de」は手段や道具を表す
270
「font」は「faire」の現在形
「faire」の基本的な意味は「~を作る」「~をする」
「faire +(動詞の原形)」で「~させる」「~してもらう」
「éclater」は動詞の原形 モノが主語で「破裂する」「(声・音が)突然響く」、人が主語で「突然噴き出す」「突然怒り出す」
「faire」の活用
(私/きみ/彼/私たち/あなたたち/彼らはそれを破裂させる)
Je la fais éclater.
Tu la fais éclater.
Il la fait éclater.
Nous la faisons éclater.
Vous la faites éclater.
Ils la font éclater.
271
「a」は「avoir」の現在形
「terminé」は「terminer」の過去分詞
人が主語で「(会などを)終える」「(やりかけの仕事などを)仕上げる」「(残された時間などを)過ごす」
「a(avoir)+(動詞の過去分詞)」で、過去を表す表現
「faut」は動詞「falloir」の現在形
「falloir」の使い方はほとんどが「il faut ~」の形
「il faut +(動詞の原形)」で「~しなければならない」
「faire」は動詞の原形「~を作る」「~をする」が基本的な意味
272
「s’astreindre」は動詞の原形
再帰代名詞の「se」の省略形「s’」と「astreindre」が合わさったもの
「astreindre」は「厳格に従わせる」
再帰代名詞を伴なう代名動詞の「s’astreindre」で「(自分を)厳格に従わせる=自ら厳格に従う」
「s’astreindre + à +(動詞の原形)」で「努めて~する」
「arracher」は動詞の原形「(植物や雑草などを)根こぎにする」「抜き取る」「引き抜く」など
273
「distingue」は「distinguer」の現在形(人・モノ・事柄を)「識別する」「見分ける」
「distinguer ~ et/de/d’avec ~」「~と~を区別する/見分ける」
274
「ressemble」は「ressembler」の現在形
「ressembler à ~」で「(人・モノ・事柄が)~に似ている」
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シリーズ【フランス語版 星の王子さまのフレーズ】は、ポッドキャストでも配信しています。
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