9回分のまとめ!
今回はこのシリーズの第186回から第194回までの計9回分で扱った動詞を中心にまとめました。
『星の王子さま』第2章の後半部分に相当します。
9回の中で登場した活用形や時制、動詞句などを、意味とともにご紹介します。
今回は特に命令形と「avoir」に注目します。
本当に少しずつではありますが、ステップアップしていきましょうね!
命令形
「fais-en」は「fais」に中性代名詞「en」がハイフンでつながれたもの
「fais」は「faire」の命令形「~を作る」「~をする」
「tiens」は「tenir」の命令形「持っている」「つかまえておく」
「Tiens !」「Tenez !」は間投詞で2種類の働き
「驚き」なら「おや」「へえ」、「注意喚起」なら「ほら」「取って」「はい、どうぞ!」
「avoir」
「avoir faim」で「おなかがすいている」「ひもじい」
「avoir froid」で「寒い」「寒さを感じる」
「avoir chaud」で「暑い」「暑さを感じる」
「avoir mal」で「痛い」
「besoin」は男性名詞で「欲求」「必要」
「avoir + besoin + de ~」という形で「~を必要とする」
「a」は動詞「avoir」の活用形「~を持つ」
「ツノがある」2種:「Il a des cornes.」「Il y a des cornes.」ニュアンスは違う
動詞の活用形(現在形)
「vois」は「voir」の活用形「~を見る」「~が見える」
「veux」は動詞「vouloir」の活用形、人が主語で「~を望む」「~を欲する」
「vive」は「vivre」の活用形「生きる」「生活する」「~に住む」「~で暮らす」
動詞の過去分詞
「donné」は「donner」の過去分詞「~を~に与える」「~を~にあげる」
「dessiné」は「dessiner」の過去分詞「デッサンする」「描く」「製図をする」
「endormi」は「endormir」の過去分詞「(人を)眠らせる」
「s’endormir」は「(自分を)眠らせる」→「寝入る」
その他(否定表現・ルール)
「avoir +(動詞の過去分詞)」で過去表現
「être +(動詞の過去分詞)」で代名動詞の過去表現
「ne ~ pas si +(形容詞/副詞)+ que ~」「~ほど~ではない」
命令形について
今回の動詞のまとめの重要ポイントは、命令形と「avoir」の慣用句です。
命令形には、代名詞が伴うとハイフンでつなぐというルールがあり、「fais」に中性代名詞「en」がついた「fais-en」をご紹介しました。
また命令形の形はしていても「~なさい」という意味ではなく、間投詞として使われる「Tiens !」「Tenez !」には、驚きや注意喚起の働きがあることもご紹介しました。
「avoir」について
「avoir」は、本当にいろいろなところに登場します。
本来の動詞として、またさまざまな慣用句の一部として、さらには過去表現などでの助動詞としてなど、意味・働きにバリエーションがあります。
「avoir」を見たら、まずどのような働きをしているのかを見るクセをつけたいですね!
この記事を音声で聞くなら
シリーズ【フランス語版 星の王子さまのフレーズ】は、ポッドキャストでも配信しています。
下のリンクのクリックでこの記事に該当するエピソードに飛びますので、発音の確認などにお使いくださいね!
コメント