12回分のまとめ!
今回はこのシリーズの第338回から第349回までの計12回分で扱った動詞を中心にまとめました。
『星の王子さま』第8章に当たります。
今回扱った範囲で特徴的だったのは、第348回でご紹介した2種類の「~できる」の違いです。
なお、動詞がなかった回などがあるので、欠番が存在します。
338
ここでの「me」は再帰代名詞
「réveille」は「réveiller」の現在形「目覚めさせる」
再帰代名詞つき(代名動詞)なら「目が覚める」
339
「demande」は「demander」の現在形(人が主語で)「~に~を要求する」「~に~を求める」「~に~を尋ねる」、(モノが主語で)「~を必要とする」
「demander + pardon」で「(人に)許しを請う」
340
「suis」は「être」の現在形
「née」は「naître」の過去分詞「né」の女性形(人・動物が)「生まれる」「誕生する」など
「naître」は「17の変わり者動詞」過去を表す時に「être」を使う
341
「peuvent」は「pouvoir」の現在形
「pouvoir」は、「pouvoir +(動詞の原形)」の形でよく使われる
人が主語で「~することができる」「~してもいい」、人やモノが主語で「~するかもしれない」「~する可能性がある」
「venir」動詞の原形「来る」
「venir」は「17の変わり者動詞」過去を表す時に「être」を使う
342
「pardonnez-moi」は「pardonner」の命令形「pardonnez」と「moi」がハイフンでつながれたもの
命令形に1人称や2人称の人称代名詞がつく場合にはハイフンで強勢形をつなぐ
「pardonner」は(罪などを)「許す」「大目に見る」
343
「crains」は「craindre」の現在形「(人・モノを)恐れる」「(事柄を)心配する」
「ne ~ rien」は「何も~ない」
「avoir horreur de +(名詞)」で「〜が大嫌いである」
344
ここでの「il」は、非人称構文と呼ばれる形式上の主語
「fait」は「faire」の現在形「~を作る」「~をする」
「il fait +(形容詞)」で天候などを表す
345
「viens」は「venir」の現在形「来る」
「venir + de +(場所)」で「~から来る」「~の出身である」
347
「il」は意味のない形式上の主語
「faut」は「falloir」の現在形
「il faut +(動詞の原形)」で「~しなければならない」「~するべき」
「regarder」は動詞の原形「見る」「眺める」など
「respirer」は動詞の原形「息を吸う」「呼吸する」「吸い込む」「(においを)嗅ぐ」など
348
「n’ai」は否定の「ne」の省略形「n’」と「avoir」の現在形「ai」が合わさったもの
「ne ~ rien」は「何も~ない」
「su」は「savoir」の過去分詞
「ai(avoir)+(動詞の過去分詞)」で、過去を表す表現
「savoir」は単独で使えば「知る」「知っている」
「savoir +(動詞の原形)」で「~できる」「~することができる」
「comprendre」は動詞の原形「理解する」「わかる」など
2種類の「~できる」
pouvoir +(動詞の原形):
「物理的・状況的にできるかどうか」や「条件が整っているかどうか」という点が大切
savoir +(動詞の原形):
「その行為を行うための知識や技術を持っているかどうか」に焦点が当たる
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