185 【保存版】動詞のまとめ③2種類の過去表現

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10回分のまとめ! 

今回はこのシリーズの第175回から第184回までの計10回分で扱った動詞を中心にまとめました。 

『星の王子さま』第2章の前半部分に相当します。 

今回も、10回の中で登場した活用形や時制、動詞句などを、意味とともにご紹介します。 

そして2種類の過去表現について確認しますが、この2種類とは、2つの時制ということではなく、同じ過去時制でも2種類の形があるということです。 

本当に少しずつではありますが、ステップアップしていきましょうね! 

 -er動詞の過去分詞  

「frotté」は「frotter」の過去分詞「こする」「磨く」 

「regardé」は「regarder」の過去分詞「見る」「眺める」 

「regarder」は、「(よく注意して)見る」「(見ようと思って)見る」という意味―見る行為に自らの意識が伴う 

「voir」は、「(視覚的に)見る」「(目に入ったので)見る」という意味―なんとなく普通に見る 

その他の動詞の過去分詞 

「vécu」は「vivre」の過去分詞「生きる」「生活する」「~に住む」「~で暮らす」 

「endormi」は「endormir」の過去分詞「(人を)眠らせる」 

「s’endormir」は「(自分を)眠らせる」→「寝入る」 

「réussi」は「réussir」の過去分詞「成功する」 

「réussir à +(動詞の原形)」で「~することに成功する」 

 動詞の原形  

「parler」は動詞の原形「話す」 

「faire」は動詞の原形「~を作る」「~をする」 

「désobéir」は動詞の原形「~に背く」「~に服従しない」 

「désobéir」は「dés + obéir」という構造―「dés」は否定「obéir」は「~に服従する」「~に従う」 

動詞の活用形  

「ose」は「oser」の活用形 

「oser」は「oser +(動詞の原形)」という形で、「~する勇気がある」「あえて~する」 

「plaît」は「plaire」の活用形「~に好かれる」「~の気に入る」 

「s’il vous plaît」は「もしも(それが)あなたの気に入るなら」→「もしもあなたのお気に召すなら」 

「fait」は「faire」の活用形「~を作る」「~をする」 

「veux」は「vouloir」の活用形、人が主語で、「~を望む」「~を欲する」 

肯定:Je veux un éléphant. 

否定:Je ne veux pas d’un éléphant.→ 否定になると前置詞「de」がつく 

動詞の命令形 

「dessine-moi」は「dessiner」の命令形「デッサンする」「描く」「製図をする」+1人称強勢形「moi」 

命令形に1人称や2人称の人称代名詞がつく場合には、ハイフンで強勢形をつなぐ 

その他(否定表現・ルール)  

「suis(être)+(動詞の過去分詞)」で代名動詞の過去表現 

「ne ~ rien」は「何も~ない」という否定表現 

「Ça ne fait rien.」で「そんなことは構わない」→「ne」の部分を省略して「Ça fait rien.」と言うことがほとんど 

2種類の過去表現 

今回の動詞のまとめの最重要ポイントは、2種類の過去表現についてです。 

ほとんどの動詞は「avoir +(動詞の過去分詞)」という形で過去を表します。 

ただし一部の動詞は「être +(動詞の過去分詞)」という形になります。 

その1つが、このシリーズの第176回でご紹介した「s’endormir(寝入る)」などの代名動詞です。 

(第176回で「代名動詞」という言い方はしていません) 

「être +(動詞の過去分詞)」という形は受動態にもなるので、慣れるまではややこしいのですが、フレーズごとにご説明していきますので、ご心配なく! 

この記事を音声で聞くなら 

シリーズ【フランス語版 星の王子さまのフレーズ】は、ポッドキャストでも配信しています。 

下のリンクのクリックでこの記事に該当するエピソードに飛びますので、発音の確認などにお使いくださいね!

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