13回分のまとめ!
今回はこのシリーズの第161回から第173回までの計13回分で扱った動詞を中心にまとめました。
動詞をタイプ別に分けて、13回の中で登場した活用形や時制、動詞句などを、意味とともにご紹介します。
そしてまとめたからこそ見えてくる、もっとも簡単で使い道が多い活用のルールについてもご紹介しますね!
-er動詞の過去分詞
「conseillé」は「conseiller」の過去分詞「忠告する」「助言する」「勧める」
「conseiller + de +(動詞の原形)」で「~することを勧める」
「abandonné」は「abandonner」の過去分詞「捨てる」「見捨てる」「放棄する」
「fermé(閉じられた/閉められた)」は「fermer(閉じる/閉める)」の過去分詞が形容詞
「volé」は「voler」の過去分詞「(鳥や飛行機などが)飛ぶ」「(人が)飛行機で飛ぶ」
別動詞「voler」は「(物を)盗む」-他動詞
「égaré」は「égarer」の過去分詞「(人を)道に迷わせる」
「est(être)+(動詞の過去分詞)」で受動態
「si l’on est égaré」で「もしも道に迷ったら」
「amélioré」は「améliorer」の過去分詞「(物事を)よりよくする」「改善する」
その他の動詞の過去分詞
「eu」は「avoir」の過去分詞
「ouvert(開いている/開かれた)」は「ouvrir(開ける/開く)」の過去分詞が形容詞
「vues」は「voir」の過去分詞「vu」の女性複数形「~を見る」「~が見える」
「servi」は「servir」の過去分詞「(人が主語で)仕える」「(人に)食事を出す」「(商人が客の)相手をする」「(事柄が主語で)(人の)役に立つ」
「dû」は「devoir」の過去分詞
「appris」は「apprendre」の過去分詞
「apprendre + à +(動詞の原形)」で「~することを学ぶ/習う」
「vécu」は「vivre」の過去分詞「生きる」「生活する」「~に住む」「~で暮らす」
動詞の原形
「laisser」は動詞の原形「~を残す」「~を放置する」
「laisser de côté」で「放ったらかしにしておく」「考慮しない」
「donner」は原形「~を~に与える」「~を~にあげる」が代表的
「intéresser」は「~に興味を持たせる」「~に関心を抱かせる」
「s’intéresser à ~」で「(自分を)~に興味を持たせる/関心を抱かせる=~に興味を持つ/関心を抱く」
「devoir +(動詞の原形)」で「~しなければならない」「~すべきである」
「choisir」は原形「~を選ぶ」
「piloter」 は原形「~を操縦する」「~を運転する」
その他(現在形・否定表現・ルール)
「comprennent」は「comprendre」の3人称複数形現在「理解する」「わかる」
「ne ~ jamais」は「決して~ない」
「rien(何も~ない)」
「人称代名詞の目的格は動詞の前に入れる」
「『avoir +(過去分詞)』で直接目的が動詞よりも前に来る場合には、過去分詞の性と数は直接目的に一致させる」
もっとも簡単で使い道が多い活用のルールとは?
さて前回の動詞のまとめでは、「動詞にはいくつかのタイプがある」とご紹介しました。
冒頭で触れた「最も簡単で使い道が多い活用のルール」とは、動詞のタイプの中で一番数が多い、「-er動詞」(語尾がerで終わるもの)の過去分詞を取り上げます。
…といっても、先ほど出てきたものを並べれば、すぐにわかります。
「conseillé」
「abandonné」
「fermé」
「volé」
「égaré」
「amélioré」
語尾の「er」を、「é」に変えるだけです。
発音も変わりません。
ただし、過去分詞が形容詞として使われる場合は、修飾する名詞の性や数で変化します。
例:「fermé(閉じられた/閉められた)」
- 男性単数:fermé
- 男性複数:fermés
- 女性単数:fermée
- 女性複数:fermées
動詞の活用というと、どうしても辞書の巻末にある表を思い出して身構えてしまいそうになりますが、動詞のかなりの割合を占めるのは「-er動詞」です。
『「er」を「é」に変えるだけ』なので、肩の力を抜いていきましょうね!
この記事を音声で聞くなら
シリーズ【フランス語版 星の王子さまのフレーズ】は、ポッドキャストでも配信しています。
下のリンクのクリックでこの記事に該当するエピソードに飛びますので、発音の確認などにお使いくださいね!
コメント